中西 聖嗣 | Seiji Nakanishi
ピアノ | Piano
京都市出身。第 23 回宝塚ベガ音楽コンクールに 16 歳 ( 最年少 ) で入選。第 2 回ヨーロッパ国際ピアノコンクール in Japan にてグランプリ、第 26 回京都芸術祭音楽部門にて奨励賞、第 49 回堺新人演奏会にて奨励賞受賞他。 奈良フィルハーモニー管弦楽団とベートーヴェンのピアノ協奏曲を共演。 これまでに関西各地をはじめ、東京、名古屋、岐阜、台湾、ニューヨークにてソロリサイタルに出演。 また日本各地にて室内楽をはじめとした演奏会の企画や出演などにも力を注いでいる。
ピアノを神田祐子、阪田誠康、アルバート・ロト、芝令子の各氏に師事。 室内楽を故若林暢、アルバート・ロトの各氏に師事。また第 26 回京都フランス音楽アカデミーにてジョルジュ・プルーデルマッハー氏に師事。
その他、中谷三代子、コンスタンチン・リフシッツ、パヴェル・ネルセシアン、エフレム・ブリスキン、カシミル・ギルジョード、堀米ゆず子、小峰航一、福井麻衣各氏をはじめ、多くのトップアーティスト・教育者からの薫陶を受ける。2019 年、奨学金を得て渡米。 ニューヨーク州立大学パーチェス校にてポール・オストロフスキー氏に師事。音楽修士課程を修了。京都大学大学院農学研究科を修了し、現在はイェール大学医学大学院の遺伝子学教室にて研究員を務める生化学者でもある。
2021年、コロナ禍の中でも良質の音楽を届けたいという思いを同じくするメンバーとN音楽企画を設立。団体代表として、京都、大阪、東京、山形、ニューヨーク、ベルギーなどで主催公演を展開。特に弟・中西寛嗣とのヴァイオリンデュオや、梅島洸立 (山形交響楽団首席ホルン奏者)、川上一道 (山形交響楽団首席クラリネット奏者)とのトリオなど、多彩な共演者との室内楽において、ヒンデミット、ライネッケ、ルクー、バックスなどの隠れた名作を積極的に取り組み、注目を集めた。ソロにおいてもメシアン「前奏曲集」全曲、矢代秋雄のピアノソナタに取り組むなど、意欲的に活動を続けている。
2023年「交錯する世界、その可能性」をテーマにした新シリーズ「INTERSECTION」を打ち出し、音楽だけに留まらない可能性の拡大に力を注いでいる。